■FAX、電話受注による商品出荷
■導入システム | 「オンネット販売」「オンネット在庫」 |
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■お客様プロフィール |
【業種】 通販業務(電話、FAX) 【端末数】 50台以上 【導入形態】 自社データセンタによる運用。画面動作はPC、統合業務処理はサーバ側で稼働。PC-サーバ間はSOAP通信 |
■受注センタ、顧客問い合わせ窓口を統合DBで一元化 | データセンタに統合DBと販売、購買機能を配置して、各PCから利用している。利用は、受注センタ、顧客問合せ窓口部門となり、3地域の接続となっている。業務機能は「オンネット統合業務」を利用し、受注画面は、電話対応しながらの登録、FAXのバッチ登録となるため、応答性、効率性が重要なため個別に作り込んだ。また、出荷は、外部物流会社への接続となっている。 |
■課題と効果
■課題 | 【課題1】 旧システムはDB構造が受注テーブルに集中する構成であった。そのため、データ更新の過程を受注時、出荷時、請求時で保持していなかった。事業の拡大に合わせ、DBを整理する必要があった。 【課題2】 旧システムは、受注機能のみWindows画面でWEB画面主体のシステムであたため、高度な操作性確保が難しかった。今回、顧客問合せ対応画面もWindows画面で高度化する必要があった。 【課題3】 商品販売形態が、「契約による定期販売」「複雑な組み合わせ値引き」など変化する。その変化にシステムを柔軟に対応させる必要があった。 【課題4】 サーバ側処理に於けるバッチ処理の自動化(時刻、ファイル変化による起動)、確実化(結果確認)を実現する必要があった。バッチ処理には、出荷データ作成、入金情報取込み、消込み処理などがある。 |
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■解決策 | 【課題1】 「オンネット統合業務」は、統合DBを備えている。受注、出荷、売上、請求、入金、在庫テーブルなどである。このテーブルに、通販業務固有の項目を追加しながら統合化した。 【課題2】 「オンネット統合業務」の画面部分と業務ロジック部分のSOAP通信の仕組みによりWindows画面化できた。この場合、画面部分のプログラム配布が問題となるが、これも自動配布機能で実現できた。 【課題3】 キャンペーン、値引き、新たな商品構成など、業務変化は日常である。「オンネット統合業務」は統合DBに対し、個々の画面プログラム、バッチプログラムが業務単位に部品化されている点を生かし、現状機能をコピーし、新たな機能を付加(あるいは変化させ)することが可能である。そして、追加、変化した機能をメニュー。JOB登録させることが可能となっている。この特徴により業務変化に対応できている。 【課題4】 契約、受注データは、統合DBに刻々と登録される(数百万件処理)。このデータを効率的にバッチ処理する仕組みが必要となる。「オンネット統合業務」には、JOB管理が組み込まれており、業務の自動実行、実行結果確認が確実に行える。外部からの入金データ接続は、ファイル監視機能により、変化によるバッチ起動を可能としている。 また、離れたPCから、バッチ処理を依頼し、結果を受け取る仕組み(リモートバッチ機能)もある。 |
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■効果 | 旧システムからのシステム切り替えには混乱もあったが、落着後は、上記の課題克服施策により安定性が増した。特に、販売方法、商品変更などの対応がスムーズになった。受注を中心として、フロント業務、バック業務の更なる効率化も視野に入ってきた。 |